【E&Cカウンセリング】晩酌で依存症になる怖さ〜嗜癖とは何か


スポンサーリンク

目の前で命が救われる、死にそうな人が生き返る奇跡ってすごいよ

私はE&Cカウンセリングという事業をしていますが、その前はNPO法人ジャパンマックで相談員や依存症者に対するグループセラピーやボランティアをしていました。

依存症やうつ病との関わりはかれこれ7年ほどになりますが、いつも感じることはああ、この人は助かるかもしれないというある種の希望です。

目の前の夢も希望もない人がよみがえっていく過程を目の当たりに出来るなんて、そりゃもう最高ですよ。
私はカウンセラーにせよ、相談員にせよ、ボランティアにせよ、そんなプロセスを見られること、お手伝いできることは本当に楽しいと感じています。

かくいう私もかつて死にかけた人でした

そんなことを言ってる私ですが、私もかつては死にそうでしたよね。ていうか、もはや死人同然の生活を送っていました。
30歳、今から11年ほど前にうつ病にかかり、仕事は出来ず、毎日家で寝たきりの生活です。20歳の頃からお酒が好きでしたのでよく飲んでいましたが、このころはお酒を飲むことすらままならない時期でもありました。

誰にも会いたくない
話をしたくない
音を聞きたくない
光を浴びることが嫌

うつ病にかかる前は、会社の同期と休日にフットサルやカラオケなどかなりアクティブに動き回っていたのですが、そんなことはもう考えられない生活になりました。

少し身体が良くなったらお酒を飲んでみた

当時、毎週金曜日は好きな飲み屋さんに顔を出して常連さんとお酒を飲みながらワイワイ楽しむことが大好きだった私。身体が少し動くようになると、次は人とのつながりが欲しくなるんですね。
そこで何を思ったか、私はちょいと飲み屋さんに顔を出して久しぶりに常連さんとお話をしてみました。

すっげー楽しいんですよ

そりゃそうです。もともと人と話したり、ワイワイやるのが大好きな私です。

これだけ楽しいなら会社に行けるかも〜とも思いましたし、ああ、やっぱりお酒っていいなあなんて思ったりもしました。

まあ、ここに大きな間違いがあるわけですが。

人と繋がるためにお酒を飲むという過ち

程なく会社に復帰するものの、やはりどこかぎこちない。復帰直後ということで周りの方からも気を使って頂いているのはわかってるけど、心には何か穴が空いたような感覚です。

会社帰りにいつもの飲み屋さんに寄ってみるといやはや何とも心地よい
そりゃお酒や料理とともに心地よさを提供するお店ですから、心地よいのは当たり前ですが・・・今振り返ると私の心の穴にピタリとフィットした何かがそこにあったんですよね。

こうすると、クセになるんです。お酒や場所がクセになる。

癖は習慣となり、習慣は人生となる

人生を楽しむ、より良い方向にシフトさせるために習慣化が重要だと言われて久しいのはご存知でしょうか。ビジネス書などを普段から良く読む方は習慣化という言葉は聞いたことがあるはずです。

この場合の習慣化とは、朝型生活や運動、仕事の進め方や対人コミュニケーションに習慣化を取り入れて、ビジネスを円滑に進めながら自分のやりたいことを見つけて人生をより充実させるといった意味です。

その習慣化する対象を間違えると、とんでもないことになるのが依存症なんですよね。

addictionという単語〜嗜癖とは

英語にはaddictという単語があります。直訳すると、アルコールやドラッグなどの「依存症」という意味ですが、もうひとつ趣味に熱中しすぎた中毒あるいは耽溺という意味もある単語です。

しかし「中毒」の意味は原因となる物質が体内に取り入れられることで引き起こされる障害です。アルコールやドラッグ、ギャンブル、セックスなどの依存症者を説明するには適した単語ではありません。(特にギャンブルは何かを体内に取り入れるわけではないですし・・・)

そこで依存症、依存症者の「依存」をより的確に表すため「嗜癖」という言葉が生まれました。

悪い習慣を身につけてやめられなくなってしまう

嗜癖は悪い習慣を身につけてしまった状態、さらにやめたくてもやめられないようなことに用いられる言葉です。

会社帰りや定期的にお酒を飲んだり、パチンコ屋に寄ったり、風俗店に立ち寄ったりなど。
これは良いこと悪いことといった軸で語られるべきことではないと思います。
違法なことをしているわけではありませんし、お金や時間の使い方は本来人の自由です。

そしてこれらは自分でコントロールできる範囲内で楽しむべきものですよね。(だから未成年には認められていないのかなと思います)

幸か不幸か、やめたくてもやめられないほどに習慣化してしまう危険性があることも事実です。

私はコントロールできるから大丈夫・・・という罠

依存症になろう、嗜癖にあこがれて・・・なんて思いでお酒を飲んだりギャンブルに興じる人はいないでしょう。薬物も同じはずです。

そして全員が口を揃えて言うんです・・・私は大丈夫だと

確かに、私も思います。大丈夫だと思います。でも、それが罠なんです。

大丈夫な状態で身につけた習慣は大丈夫じゃなくなる時が来る

毎日仕事をして、家庭もあり、収入もある。睡眠リズムや生活リズムも整っていてまったく問題ない。
そんな人が週に数回お酒を飲む、ちょっとギャンブルに興じるくらい人生のスパイス程度のものです。

しかし、その生活が永続的に続く保証はありません。事故や病気である日突然、環境ががらりと変わってしまうことがあります。

その時あなたが大丈夫だという保証はないことは私の経験から痛いほどわかっていることです。

嗜癖・依存症の例1:休日のパチンコ〜定年後は毎日休日だよね

勤続40年の会社員Aさんは毎週日曜日にパチンコ屋に行くことが楽しみでした。お小遣いの範囲でパチンコを打ちますし、たまの休日の楽しみとして奥様もお子さんも気に留める様子はありません。
しかし定年後。
仕事を退職したため時間をもてあましますが、長い間「休みの日はパチンコ」と決めていたため何をすればいいのか分からないAさん。
暇だしパチンコに行こうかなと行ったことが運の尽きだったのでしょうか。
週に1度だったパチンコはいつしか週に3回、4回と増えていきます。
当然お金もなく、奥様に内緒で預金を下ろしてしまう始末。

Aさんは常識もあり、仕事もして家庭を支える立派な方です。しかしやめたくてもやめられない習慣を身につけてしまいました。

嗜癖・依存症の例2:骨折して入院〜手が震えるって・・・アルコール依存症?

晩酌が大好きなBさん。仕事から帰宅して、夕食のおかずをつまみにお酒を飲むことが楽しみでした。
もちろん飲まない日はありません。昼間に飲むわけでもなく、酔いつぶれるまで飲むわけでもなく、ビールや焼酎などいわゆる「家飲み」をたしなむ程度です。
そしてある日、仕事中に不慮の事故で骨折して入院することとなりました。

すると、なんだかもやもやする。
気がつくと手が震えています。

実は、入院することでお酒が飲めず、手の震えはアルコールの離脱症状だったということです。
ちなみに手の震えや発汗はアルコールの摂取をやめてから半日から1日程度、場合によっては数日経って出ることもあります。
(最初は手の震えや発汗など。重篤な場合は数日後に後期離脱症状と呼ばれる幻覚などが出る場合もあります)

つまるところ、晩酌ですらアルコール依存症のきっかけになる可能性があることは忘れてはいけません。
もちろん依存症になることなく一生を終える方もいます。

会社帰りに飲みに行く〜うつで会社に行けなくなったら・・・会社帰りじゃなくても飲み行く

会社帰りに飲みに行くのが楽しみだったCさん。
ある日突然うつ病になり、会社に行くことがなくなりました。

休みの間誰と話すこともなく、心に穴が空いた感覚がとても苦しい。

そんな時、いつも飲みに行っていたお店に顔を出すと何とも心地よい感覚を味わいます。
そしてそれがクセになり・・・。

会社帰りにのみに行く、晩酌をするというのは上にも書いたとおり人生のスパイス程度のことです。しかし、スパイスがスパイス足り得たのはあくまでも会社など生活が安定してリズム良く回っていたからにすぎません。

うつ病や骨折などの入院、または転職や転勤など環境の変化がスパイスを劇薬に変える可能性は誰にでもあることは覚えておいて欲しいなあと思います。

これらの方は助かりました!本当に良かったです

辞めたくても辞められない状態になったこれらの方ですが、助かって今は人生を謳歌しています。
彼らが助かるためにしたことは

  • 適切な人や場所に相談したこと
  • 周囲のアドバイスを受け入れ、自らの行動を変えたこと

この2つです。

私のカウンセリングではこのお手伝いをしています。
必要でしたらご相談下さい。

E&Cカウンセリング

どうして休日のパチンコや晩酌で依存症になるのよ?〜答えは次の記事で

私なりの考えですが、答えは次の記事でご紹介しています。
良かったらお読み下さいね。

お酒やギャンブルなどなど依存症にかかりやすい人〜どんな性格?職業?生活レベル?

2017.01.19

スポンサーリンク

ハイファイブって何?エラって何者?

「お前の人生つまらないよね」なんて上司に言われたことがあるシステムエンジニア時代。「絶対に人生楽しんでやる!」と一念発起してフリーランスとして2014年に独立しました。そのあと「フリーランスなんだから、やりたいことをやればいい」と執筆やコンテンツ企画、カウンセリングなどエラは色んな仕事をしています。
このブログはそんなエラが楽しい・面白い・誰かに伝えたいと思うことを綴る場所です。
私はうつ病の経験もあります。力を発揮できないことでとても悔しい思いをしました。今は「働き方をしなやかに変えるフリーランス」として色んな方のお役に立ちたいと思っています!