アンガーマネジメント入門講座を受講しました〜カウンセリングにも活用します


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怒りという感情は取り扱いが難しい

とりあえず過去の話〜ルサンチマンってやつ

皆さんどうもこんにちわ。癒やし系草食メガネ男子の恵良です。いや、別にこれ自分で言ってるわけではなくて本当にそう言って下さる方がいるので自己紹介に使ってみたのですが、こっぱずかしいですね。もう言いません・・・。

比較的穏やかな性格と思われることの多い私ですが(結局まだ言ってるw)、心の中はドロドロとしたモノが渦巻いていることもありまして、正直疲れることが多いです。

この「どろどろした何か」というのは難しい言葉で言えば不安や恐れ、心配ごとなどの一次感情やその副産物でして、概ね怒りという感情に分類されます。ニーチェは弱者の心にたまったどろどろした何かをルサンチマンという言葉で表しましたが、エラの心の中にはルサンチマンから今日の味噌汁は薄い!というイライラまで怒りのオンパレード。いやはや困ったものです。

まールサンチマン(強いモノへのねたみなど)なんて言葉はさておいて、ちょっとだけエラの過去の話をしておきます。
とある会社に新卒で入社した私ですが諸々の問題で精神的にかなり参ってしまいました。パワハラもありましたし、無茶な残業などもありました。そしてそうこうしているうちにうつ病になるわけですが、この時会社の命令でカウンセリングを受けていたんですね。
カウンセラーさんは業界では名の知れた方のようで、優秀な方でした。

そこで良く言われた言葉がこれです。

エラさんは怒りの感情をどうやって処理していくかが課題ですよね

なるほどなるほど。

この言葉をもう少し分かりやすく言い換えると

エラ
怒りをため込んでストレスにしてしまわないように上手にコントロールすることが課題ですよね
という感じ。

とはいえ、怒りのコントロールってそう簡単じゃない。

エラ
難しいのではなくて単純に怒りの感情処理の仕方を理論立てて勉強する機会がなくて怒りの取り扱いはよくわからん
感じなんです。

このあとエラは依存症関連のカウンセリングや勉強を通じて、どうにか怒り(恨み)という感情と向き合うことが出来るようになりましたが、やはり日常生活では怒りを感じる場面は避けられません。そのためずっと「怒りの感情の逐次処理」を繰り返してきました。

感情の逐次処理

感情の逐次処理というのは私が今作った言葉です。
ある感情が芽生えた時にその感情に対処することで、そのテクニックは私のカウンセリングテクニックでもあります。

特に恐れと怒りの感情に対処することが重要ですが、逐次処理が追いつかないこともあります。
また逐次処理がうまくいかなければ、相談などの努力やひとまず棚上げする(忘れる、放置する)などちょっと手間や時間のかかる方法をとらざるを得ません。

もちろんこれはこれでうまくいくのですが、やはり若干不満でもあるんですよね。

体系化されたメソッドで怒りという感情に向き合いたい

逐次処理だけでは不満に感じていた私は、感情の処理について体系化された何かを学びたいなあと思っていました。その理由は以下の通りです。

  • そもそも私は怒りっぽい(と自分では思っている)
  • 私が知っている恐れや恨みという気持ちの逐次処理が追いつかない時の対処法を知りたかった
  • 体系化された方法は実践しやすく、学んで実践すれば自分自身が楽になる
  • カウンセリングでも導入できる=クライアント様が楽になる

そういうわけで、感情処理についてもっと学びたいなあ、特にイライラや怒りにフォーカスした何かを知りたいなあと持っていたわけです。

ブログ仲間で友人の山形さんがセミナーを開くと言うことで駆けつけた

そんなことを思いつつ早数年。友人の山形竜也さんがアンガーマネジメント入門講座を開くと言うことで、早速受講してきました。
結論〜本当に受講して良かったと思っています。

アンガーマネジメントとは

セミナーで教えて頂いたことはたくさんあるのですが、アンガーマネジメントというのは

アンガー=怒り
マネジメント=後悔しないこと

ということ。

つまり、怒らないようにするのではなく、怒る必要があることには怒れて、怒る必要のないことには怒らないようになることです。

なるほど確かに、怒りという感情は人間(動物)に本能的に備わっているものです。これを完全に押さえつけるあるいはナシにしてしまうのは不自然ですよね。高い知能や道徳を身につけた人間だからこそ、その感情を上手く扱えるようになろうということかなと感じました。

3つの暗号やスコアリングをもとにしたアンガーログ

セミナーでは、自分自身の怒りの傾向を自己診断したり、反射的に怒りを表出指せないコツや怒りの原因など色々なことを教えて頂きました。その中にあるアンガーログでは自分の怒りに点数をつけるのですが、私はこの方法がとても気に入っています。

お話を聞きながら「これは効果があるだろうなあ」と思いました。

実は私はカウンセリングのテクニックのひとつとして「メンタルスコアリング」という方法を使っています。
ちなみに「メンタルスコアリング」というのは私の造語でして、目に見えない感情や仕事(業務)を客観的に見つめて認知のゆがみを正していく方法です。
うつ病からの職場復帰に四苦八苦している時にこれを思いつき、試したところすごく効果があったのでそのままカウンセリングにも使っています。

感情が不安定、孤独感、職場の人間関係・嫌な仕事、やめられない悪癖。。。撃退するためのメンタルスコアリングの勧め

2015.09.22

怒りを感じた事象や状況を分析するのも面白い

またアンガーマネジメント入門講座では、怒りの対象を「変えられるもの」「変えられないもの」などに分類し、その分類に応じて対処方針を提示されていることも非常に興味深かったです。

多くの人は変えられないものに怒りを感じ、変わらない状況にさらに怒ってエネルギーを消耗しています。
そのためアンガーマネジメントが状況を「変えられるもの」「変えられないもの」という軸で分類していることはとても効率的で理にかなっていると思いました。

まとめ〜アンガーマネジメントの実践や講座受講を継続します

今回はアンガーマネジメントファシリテーターの山形竜也さんのセミナーを受講して感じたことなどをご紹介しました。これはとても気持ちが楽になる方法だと思いましたし、早速私も実践しています。

今後も実践と講座受講を継続し、さらにカウンセリングにも取り入れます。クライアントの皆さんは楽しみにされて下さい!

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おまけコーナー

私のカウンセリングで使う感情処理のテクニック〜WADAT

私のカウンセリングの元となっているのは、アルコホーリクスアノニマスなどの自助グループが使う12ステップという方法です。この中にはWADATというテクニックが出てきます。

<WADAT>
Watch:自分の中にある恐れや怒り(恨み)という感情を観察しておきましょう
Ask:恐れや怒りを感じたら、その感情と向き合いましょう(最良の行動を自分の良心に問うなど)
Discuss:自分の良心と相談しても分からない場合、誰か他人と相談してみましょう
Amend:必要であれば謝罪など恐れや怒りを静めるための行動をとりましょう
Turn to others:自分が手助けできる他者や何かに気持ちを切り替えましょう

このWADATも感情とうまく付き合っていく方法です。
海外で書かれた書籍にある方法で、宗教的な概念はできる限り取り払われているものの「自分の良心」との対話が前提となっているので、詳細な部分では日本人にはちょっと取っつきにくいのが難点です。しかし生活全般で幅広く使えるので落ち着いた心を維持するためにはとても有用です。

アンガーマネジメントと組み合わせることで、心の安定度が増すかなあと考えています。

変えられるものと変えられないものを見分ける賢さ

変えられないものにフォーカスして考える、行動する、感情を生み出すことは古くからおすすめできないことと言われてきました。
言っても怒ってもなーんにも変わらない他人にエネルギーを使うのは疲れますよね?とても真面目で繊細な方はこの疲れを感じる方が多いようです。
そしてアンガーマネジメントでもこの「変えられるもの」「変えられないもの」は分かれ道として講座内で提示されています。

この「変えられるもの」「変えられないもの」という分かれ道は私が7年ほど実践している「ニーバーの祈り(平安の祈り)」に通じるものがあるなあと思いましたので、おまけでご紹介しておきます。
なお祈りの日本語訳には色々あるのですが、AAセクシャルマイノリティのブログがいちばんわかりやすいと感じましたので引用しますね。

神様、私にお与えください
God grant me the serenity

自分に変えられないものを、受け容れる落ち着きを
To accept the things I can not change;

変えられるものは、変えてゆく勇気を
Courage to change the things I can;

そして、二つのものを見分ける賢さを
And wisdom to know the difference.
引用元:AAセクシュアルマイノリティ:小さなお祈り(2009年10月13日の記事を再録させて頂きます)

怒り、恐れ、恨み、悔しさ。。。さまざまな感情に心や行動を乱される前に、変えられるものかそうでないのかを見分ける賢さを身につけたいものです。
この祈りから、私の良心が正しく見分ける力を与えてくれるんじゃないかなあと感じます。


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ハイファイブって何?エラって何者?

「お前の人生つまらないよね」なんて上司に言われたことがあるシステムエンジニア時代。「絶対に人生楽しんでやる!」と一念発起してフリーランスとして2014年に独立しました。そのあと「フリーランスなんだから、やりたいことをやればいい」と執筆やコンテンツ企画、カウンセリングなどエラは色んな仕事をしています。
このブログはそんなエラが楽しい・面白い・誰かに伝えたいと思うことを綴る場所です。
私はうつ病の経験もあります。力を発揮できないことでとても悔しい思いをしました。今は「働き方をしなやかに変えるフリーランス」として色んな方のお役に立ちたいと思っています!